頻出分野の傾向こそあるものの、受験者泣かせの試験!

マンション管理士にかぎらず、試験対策にはまず出題範囲の全体像を押さえてしまうことが肝心です。しかし、マンション管理士の出題範囲は非常に広範で、簡単に解説しきれるものではありません。

当サイトの管理人は時々、『マンション管理の知識』(後に紹介する書籍です)と、みなさんが利用するテキスト、そして過去問に書いてあることは最低限すべてです。と乱暴に言いたくなることがあります。マンション管理士の試験範囲はそれほど広範で、なかなか捉えどころがありません。

(財)マンション管理センターが示す本試験の出題分野は

1.マンション管理に関する法令及び、実務に関すること
2.管理組合の運営の円滑化に関すること
3.マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
4.マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること

と簡潔に述べられています。しかしそこに紐づく法律の数たるや、初学者の方にはちょっと物怖じするものがあるかもしれません。できるかぎり数え上げてみます。

区分所有法、民法、民事訴訟法、民事執行法、破産法、宅建業法、郵便法、車庫法、警備業法、消防法、下水道法、水道法、浄化槽法、電気関連法、マンション標準管理規約、マンション標準管理委託契約書、都市計画法、建築基準法、不動産登記法、マンションの建替えの円滑化等に関する法律、被災区分所有法、マンション管理の適正化の推進に関する法律といった法律の他、建築設備、維持保全、建築構造、会計・税務・簿記…、と続きます。??

●重要5分野と、あなどれない残りの20%!

もちろんこれらの法律は、毎年10問程度がコンスタントに出題される分野から、出題が数年に1度というものまでさまざまです。そして重要度の優先順位はある程度まで見極めることができます。

簡潔に重要分野を述べます。
・区分所有法
・マンション標準管理規約
・民法
・建築設備
・マンション管理適正化法

の5科目です。ここ数年の出題を振り返ってみると、出題50問のうち40問以上、つまり試験の8割以上は概ねこの5分野から出題されています。

これでざっくりとした試験対策の方向性が掴めます。国家資格の合格ぎりぎりのラインは大抵の試験が総得点の65%前後です。ですから単純に考えると、上記5分野の出題について80%の得点ができれば合格できることになります。

しかし現実としてそれは不可能です。マンション管理士試験には、予備校の講師にも解けないような超難問も、いくらか含まれているからです。

ですからマンション管理士試験対策では、上記5分野の知識を可能なだけ高め、なおかつ残り20%の分野をどれだけ拾っていけるかどうかが合格のポイントになります。



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